国後島の海岸で死んだマッコウクジラを引き揚げ

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2018/11/27

国後島のクリル自然保護区内の海岸で、11月24日に死んだ2頭マッコウクジラは地元住民の狩猟対象になっている。住民はこの悲劇から恩恵を受けようと、陸地近くに運ばれたクジラの肉を切り取って持ち帰った。一般的に、マッコウクジラの肉は臭いが強く食用には向かないと言われ、家畜や動物のエサに使われる。一方、死んだ原因について、クリル自然保護区の研究者は、2頭が南クリル諸島を移動中、何らかの原因で超音波探知機能に混乱を来し、浅瀬に迷い込んだのではないか、とSNSで明らかにした。哺乳動物の大量死は2頭のマッコウクジラが死んだ同じ24日、ニュージーランドでも発生し、145頭のイルカが死んだ。原因は明らかになっていない。

 

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