色丹島の話題

「市民外交はこうして確立されるべきだ」色丹島・穴澗を訪れたラブロフ外務大臣は言った

3月21日、ロシア外務省のセルゲイ・ヴィクトロヴィチ・ラブロフ大臣が75歳になった。2007年6月4日、色丹島への非公式訪問中に、大臣が新設されたばかりのクラボザボツカヤ中等学校(穴澗)を訪問したことを知る人はほとんどいない。
北方四島の話題

北方四島交流に尽力した「クリル・日本センター」のスモルチコフさんが85歳の誕生日

国後島の元居住者ヴァレンティン・アレクセエヴィチ・スモルチコフ氏が20日、85歳の誕生日を迎えた。同氏は色丹島マロクリリスコエ村(斜古丹)のオストロブノイ水産加工場でエンジニアとして働き、1990年代には国後島に移り、南クリル地区の予算機関である「クリル・日本センター」の責任者として働いた。スモルチコフ氏は「南クリル地区名誉市民」の称号を授与されている。
サハリン

ロシア連邦「軍事・愛国」コンテストでサハリン州が決勝進出 

サハリン州は、ロシア国防省が主催する「国民の兵役義務の準備および若者の愛国教育に関する体系的な取り組み」コンテストで決勝に進出した。2024年の取り組みが極東で最高と認められ、最終的にノミネートされた上位5地域に入った。
北方領土返還運動

北方領土に日本の郵便番号を割り当てることを提案 

3月21日--ロシアが平和条約と領土問題の解決に関する日露交渉から一方的に撤退して3年が経った。これは、東京が対ロシア制裁に加わったことに対するモスクワの反応だった。最も苦しんだのは、ビザなしで島に渡航する機会を失った南クリル諸島(北方領土)の元島民である一般の日本人だった。しかし、日本における返還運動は衰えていない。活動家の一人は、南クリル諸島の各島に日本の郵便番号を割り当てることを提案している。日本の北海道新聞が報じた。
北方四島の話題

3月20日は「世界カエルの日」北方領土には2種類が生息

3月20日は「世界カエルの日」--2009年に、両生類の保護性に関心をもってもおうと制定された。「カエルを救え!」という団体の創設者であるアメリカの生態学者ケリー・クリーガーによると、「世界カエルの日」は、もともと「カエルを救え!」という名称だった。南クリル諸島(この場合、北方四島)には2種のカエルが生息している。
択捉島の話題

択捉島ゴルノエ 放置された「カマズ」トラックが修理される

北方領土・択捉島ゴルノエ村のアパート近くに放置されている「カマズ」トラックについて、クリル地区行政府は「故障しているカマズが修理される。交換に必要なスペアパーツが島になく島外から購入したが、サプライヤーが遠く、配送が遅れている」と説明した。
択捉島の話題

サハリン—択捉島便の料金8,000ルーブルに値上げ 地元住民も州外観光客も同一料金に

オーロラ航空は3月24日からサハリン—択捉島便の料金を現行6,900ルーブル(約1万2,000円)から8,000ルーブル(約1万4,000円)に値上げする。
国後島の話題

飲酒運転を繰り返した国後島・古釜布の31歳の男 日産テラノ没収

北方領土・国後島の南クリル地方裁判所は、飲酒運転を繰り返した31歳の男に280時間の社会奉仕活動と2年間の運転禁止を言い渡した。所有していた日産テラノを没収した。
国後島の話題

国後島の郷土博物館でミロスラフスキーの展覧会「博物館の芸術家」開幕

北方領土・国後島ユジノクリリスク(古釜布)の郷土博物館で20日、ウラジーミル・ミロスラフスキーの展覧会「博物館の芸術家」が開幕した。
択捉島の話題

択捉島のヤースヌイ空港従業員募集 給与の最高額は保安サービス責任者24万3,000円

北方領土・択捉島にある国営クリル諸島空港会社のヤースヌイ空港支社は、以下の職種を募集している。給与は空港航空保安サービス責任者が最も高く137,000 ルーブル(約24万3,000円)から。最低はパートタイムの電気およびガス溶接工で37,000 ルーブル(約6万6,000円)から。(択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラム2025/3/20)
北方領土の最新情報

北方領土周辺海域のイワシ漁獲量が50万トン超える 巻き網漁船24隻が操業

ロシア漁業庁(ロズリボロフストヴォ)の発表によると、南クリル諸島海域(北方四島周辺)のイワシの漁獲量が50万トンを超えた。
北方四島の話題

ロシアの科学者が北方領土付近のオホーツク海で福島原発処理水の影響を調査

ロシア科学アカデミー極東支部のイリーチェフ太平洋海洋学研究所などの科学者を乗せた調査船「アカデミック・オパリン」が5日、南クリル諸島(北方領土)付近のオホーツク海で福島第一原発から放出されている処理水の影響を調査するため、ウラジオストクを出港した。
北方領土の最新情報

誰かが紗那川の橋と留別川の橋を取り違えて架けてしまった
択捉島の都市伝説

「ギドロストロイ」社は、クリリスク(紗那)市のクリルカ川(紗那川)にかかる重要な橋の無償修理を行った。現在のクリルカ川の橋は、同時に車1 台しか通行できないように設計されており、本当はクイビシェフカ川(留別川)に架けられる予定だった。誰かが橋を取り違えた。
北方領土の最新情報

国後島、色丹島のインフルエンザ予防接種率が最低
大人はワクチンを信頼せず、子供への接種を拒否

国後島と色丹島、サハリン州全体でインフルエンザ予防接種率が最下位となっている。予防接種を受けた成人は5,246人のうち1,255人、子供は2,057人のうち717人。人口の4分の1しか予防接種を受けていない。
北方領土の最新情報

ロシア人観光客が自転車で色丹島を旅行 7日間、テントで生活 

ロシア人のアルチョム・イヴィンさんは7 日間かけて色丹島を自転車で巡った。この間ずっとテントで寝泊まりした。明るく美しい映像を撮るために、島の湾や岬を訪れ、シュパンベルグ灯台(戦前に日本が建設した色丹灯台)もクワッドコプタ―で上空から撮影した。
北方領土の最新情報

今度はバギー、択捉島からウクライナ戦闘地域へ10台目の車両を移送

択捉島を管轄するクリル地区行政府は、統一ロシア党の地方支部の支援を受けて、ウクライナでの特別軍事作戦で戦うロシア軍にオフロード走行用バギーを送った。択捉島から戦地に送られた車両は合計10台になる。
北方領土の最新情報

故障の貨客船ファルフトジノフ 択捉島で34人の下船に成功 運輸検察当局が捜査開始

サハリン—北方四島間で運航されている貨客船イゴーリ・ファルフトジノフは22日に技術的な故障のため択捉島に寄港でずコルサコフに引き返したと報じられたが、サハリン州運輸省は23日、乗客のうち34人を択捉島で下船させることに成功したと発表した。
北方領土の最新情報

国後島の道路建設、深刻な人材不足 ウクライナでの特別軍事作戦も影響

国後島では専門家が不足している。島内の多くの企業と同様に、従業員の中にはウクライナでの特別軍事作戦に招集された人もいれば、他の場所で働くようになった人もいる。離島では有能な専門家の代わりを見つけるのは簡単ではない。国後島では住宅の賃貸料が高く、そもそも賃貸住宅はほとんどない。
北方領土の最新情報

択捉島・中央病院の院長 サハリン–アムール間の航空路線開設を知事に要請…「なぜ?」

サハリン州のリマレンコ知事が択捉島を実務訪問した際、クリリスク(紗那)にあるクリル地区中央病院のエレナ・マツィシナ院長がユジノサハリンスク(サハリン)とアムール州の州都ブラゴヴェシチェンスクを結ぶ航空路線の開設を要請した。
北方領土の最新情報

サハリンからの貨客船「イゴーリ・ファルフトジノフ」が故障で択捉島・内岡に寄港できず

10月22日14時頃、貨客船「イゴーリ・ファルフトジノフ」(コルサコフ-クリル諸島=北方四島航路)が択捉島のクリリスク海上ターミナル(内岡にある)に接近中に技術的故障に見舞われ、クリリスク、国後島ユジノクリリスク(古釜布)、色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の各ターミナルへの寄港を断念した。コルサコフ港に引き返す決定をした。
北方領土返還運動

北方領土に日本の郵便番号を割り当てることを提案 

3月21日--ロシアが平和条約と領土問題の解決に関する日露交渉から一方的に撤退して3年が経った。これは、東京が対ロシア制裁に加わったことに対するモスクワの反応だった。最も苦しんだのは、ビザなしで島に渡航する機会を失った南クリル諸島(北方領土)の元島民である一般の日本人だった。しかし、日本における返還運動は衰えていない。活動家の一人は、南クリル諸島の各島に日本の郵便番号を割り当てることを提案している。日本の北海道新聞が報じた。
北方領土返還運動

「北方領土」が載っていない地図をめぐり、日本でスキャンダル勃発 

函館市の求人サイト「函館しごとネット」に掲載された地図に「北方領土」が描かれていなかったことが分かり、日本ではスキャンダルが勃発した。Yahooによると、地元当局は9年後にようやくこの「誤り」に気づいたという。地図は「市民に誤解を与えないよう」にすぐに削除された。
北方領土返還運動

サハリンのメディアは「北方領土の日」をどう伝えたか–『日本が毎年恒例の「北方領土の日」を祝う』

2月7日金曜日、日本は「北方領土の日」を祝った。この日は、政府が返還を目指している「日本の固有領土」を国民が忘れないように、1981年に公式に制定された。主な行事は東京と北海道北東部の根室市で行われる。根室市はクリル諸島(北方領土)が目と鼻の先にある。
北方領土返還運動

リヤカー引き道内一周 札幌の瀬戸さん、根室で交流
北方領土問題も発信

リヤカーを引きながら徒歩で北海道を一周している札幌市の瀬戸雅斗(まさと)さん(20)が根室市で市民らと交流した。
北方領土返還運動

アジアの研究者が北方領土学ぶ 根室で元島民の講話聞く

国際政治を学ぶアジアの若手研究者に北方領土問題への理解を深めてもらう日本国際問題研究所(東京)の関連施設見学(海外短期特別フェロー招聘(しょうへい)事業)が9、10日、根室市内で行われた。
エトセトラ

「四島(しま)の記憶」 釧路のデュオが北方領土の歌を制作

www.youtube.com今朝のNHK北海道で北方領土の歌が出来たというニュースが放送されていました。作ったのは釧路で活動するデュオ「ヒートボイス」で、国後島の元島民2世の堀江則男さんが依頼した。NHK釧路放送局のブログでも紹介されてい...
北方領土遺産

北方領土・択捉島の博物館に展示されているドイツ軍の燃料ドラム缶のなぞ

北方領土・択捉島の郷土博物館に興味深い展示品がある。ドイツ軍の燃料ドラム缶である。ドイツ軍の燃料ドラム缶がいったいどのようにして択捉島にたどり着いたのか?
北方領土遺産

『日ソ混住時代の北方領土』事件・事故ファイル➂

ソ連占領後、日本人とソ連人が混住していた時代の北方領土・択捉島の出来事をつづった本『私たちは普通の日本人と一緒に始めました! (クリル諸島1945 – 1950)』(アナトリー・サモリュク著)の中には、とても信じられないような出来事が紹介されている。
北方領土遺産

『日ソ混住時代の北方領土』事件・事故ファイル➁

1947年(昭和22年) 1月30日深夜、択捉島クリリスク(紗那)で大火災が発生し、内務省と国家保安省の地区部局に属する家屋5棟、ホテル1棟、日本人住宅2棟が焼失した。
北方領土遺産

『日ソ混住時代の北方領土』事件・事故ファイル➀

アナトリー・サモリュクさんの『私たちは普通の日本人と一緒に始めました! (クリル諸島1945 – 1950)』から、終戦直後、ソ連占領下の択捉島で起きた事件や事故をまとめてみた。
北方領土遺産

1946年ソ連占領下の択捉島 ナゾの死を遂げた住職

択捉島に30年以上住み、地元紙「赤い灯台」の記者として働いたアナトリー・サモリュクさんが2023年に出した本『私たちは普通の日本人と一緒に始めました! (クリル諸島1945 - 1950)』«Начинали вместе… с простыми японцами! (Курильские острова: 1945 – 1950 гг»を読んでみた。
北方領土遺産

択捉島最大の日本人墓地「紗那墓地」の目の前にロシア正教の礼拝堂建つ

北方領土の択捉島・紗那にある日本人墓地「紗那墓地(リコップオマナイ)」の近くにロシア正教の礼拝堂が建設された。地元紙「赤い灯台」が伝えたもので、礼拝堂の空撮を見ると日本人墓地の直ぐ目の前にあることが分かる。
北方領土遺産

【Part 5】リンドバーグ機の「魔空」千島列島上空縦断飛行 窮地を救った落石無線局との交信、ほぼ全記録

【Part 5】リンドバーグ機の「魔空」千島列島上空縦断飛行 窮地を救った落石無線局との交信、ほぼ全記録 根室到着後のリンドバーグ夫妻の全動静(当時の新聞各紙の記事をもとに作成)
北方領土遺産

【Part 4】リンドバーグ機の「魔空」千島列島上空縦断飛行 窮地を救った落石無線局との交信、ほぼ全記録

1931年(昭和6年) 8月、ニューヨークから北太平洋を横断し千島列島沿いに根室を目指していたリンドバーグ夫妻。8月19日、カムチャツカ地方のペトロパブロフスクから根室港まで1443kmを一気に飛行する予定だったが、「千島の魔空」が立ちはだかった。この地方特有のガス(海霧)である。リンディ機は千島列島で3度の不時着水を余儀なくされたが、その窮地を救ったのは落石無線局と千島列島に派遣されていた農林省の海獣保護監視船だった。当時の新聞からリンドバーグ機(以下、リンディ機)のアン夫人が落石無線局と交わした交信記録を「北方領土遺産」として、時系列で整理した。
北方領土遺産

《Part3》リンドバーグ機の「魔空」千島列島上空縦断飛行 窮地を救った落石無線局との交信、ほぼ全記録

新知島武魯頓湾を出発し根室に向かったリンディ機だったが、根室付近農務深く着水困難のため午後5時、択捉島中央部北岸の紗那湾に向い、同湾に不時着しようとしたが、港内船舶多数停泊し、5分間旋回の後、5時5分無事着水した。不時着水した場所は紗那市街東15町離れたサケ・マス孵化場がある周囲約4マイルの紗那沼である
北方領土遺産

《Part 2》リンドバーグ機の「魔空」千島列島上空縦断 窮地を救った落石無線局との交信、ほぼ全記録

1931年(昭和6年) 8月、ニューヨークから北太平洋を横断し千島列島沿いに根室を目指していたリンドバーグ夫妻。8月19日、カムチャツカ地方のペトロパブロフスクから根室港まで1443kmを一気に飛行する予定だったが、「千島の魔空」が立ちはだかった。この地方特有のガス(海霧)である。リンディ機は千島列島で3度の不時着水を余儀なくされたが、その窮地を救ったのは落石無線局と千島列島に派遣されていた農林省の海獣保護監視船だった。当時の新聞からリンドバーグ機(以下、リンディ機)のアン夫人が落石無線局と交わした交信記録を「北方領土遺産」として、時系列で整理した。