❐北千島の話題
サハリン・クリル通信2018/11/27
1945年8月にソ連軍と日本軍の間で激しい戦闘が行われた北クリルの占守島で、アメリカ軍のパイロットが被っていたヘルメットが掘り出された。発見した地元住民セルゲイ・ラコモフによると、ヘルメットは錆びついており、判別できなかったという。占守島で毎年、ロシアと日本の兵士の遺骨を収拾している団体「サーチエンジン」のアルメム・バンデュラ支部長は、アメリカ軍のパイロットの装備だったと結論づけた。「アメリカ軍の爆撃機は占守島を何度か空襲しており、そのうち何機かは撃墜された。アメリカ兵のヘルメットが占守島で発見されても不思議ではない」と語った。占守島と隣の幌筵島では戦争遺産が数多く残っている。地元住民によると、かつては銃などがたくさんあったが、掘り出されたものはスクラップとして売り飛ばされたという。
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