❐北方四島の話題
astv.ru/news 2019/1/2他
ロシアの政治学者スタニスラフ・ベルコフスキー氏は、ラジオ局エコー・モスクワの番組で、南クリル諸島の日本への引き渡しに関して「日本は、引き渡しの後も島に住み続けるロシア人、島を出ていくことに同意したロシア人に対して資金を提供する準備が出来ている」という見方を示した。また、西欧諸国がロシアに課している経済制裁に関して、「日本が制裁解除に協力すれば、ロシアは南クリル諸島を引き渡すことも可能だ。ロシアと日本には中国という共通の脅威がある。毎年数千人の中国人がロシア領土に入り込み、完全に独立した影響ゾーンを形成し、ロシア領土内で事実上の支配を確立することが出来る。この点でもロシアは日本を必要としている。ロシアと日本のための相互に有益な取り引きは完全に排除されていない。にもかかわらず、制裁の解除と引き換えにした島々の引き渡しはありそうもない。保守的なプーチン大統領が取り引きをするとは思えない。しかし、それを可能にする客観的な状況は存在する」と語った。
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