北方領土遺産 択捉島の海岸で戦前の漁業権の「元標」見つかる

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北方領土遺産

 択捉島オホーツク海側の別飛に近い海岸で、戦前のサケマス定置網漁などの漁業権の境界を示す「元標」と呼ばれる杭が発見された。1月8日付北海道新聞の記事。別飛の東2kmの海岸を散策していたロシア人島民が、波打ち際から50~70mの地点で発見した。元標は40㎝四方のコンクリート製で高さ30㎝ほど。「鱒特一八八」「鮭特一六四」「鱒定五六七」などの表記があった。「特」は地引網などの特別漁業権、「定」は定置漁業権のことで、択捉島漁業権者名簿によると、杭の番号は戦前択捉島で手広く漁業を行っていた「栖原漁業」が所有する漁業権の番号と一致したという。戦前の択捉島には定置網が1千カ統以上あったことから、ほかにも埋もれている杭があるに違いない。

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