根室・花咲港に輸入される北方四島産活ウニ 2018年は約6,000トンで過去最高水準

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根室市納沙布岬から目と鼻の先でウニ漁をしているロシア漁船。後ろは水晶島(2019年1月4日撮影)

北方四島の話題

 北海道新聞2019/1/9

根室市花咲港にロシア船が運ぶ北方四島産活ウニ—。根室税関支署によると、昨年1~11月の花咲港へのウニ輸入量は5,755トン(前年同期比13.2%増)、金額は51億2,557万円(同12.1%増)で、過去最高だった2017年を上回る水準になっている。花咲港への輸入量は国内の活ウニ輸入量の7割以上を占める。北方四島周辺水域でロシア船が漁獲したウニは、国後島古釜布でのロシア当局の税関手続きを経て、殻付きの状態で運ぶ。日本の関税法北方四島を「外国とみなす地域」とし、税関は北方四島水域の水産物を輸入扱いしている。ロシア側では、ウニの運搬船を管理する水産会社ごとに漁獲量が定められ、近年はサハリン州の税関当局が手続きの徹底を強化し、密輸は減っているという。ロシア人船員は「最近は取り締まりが厳しく、不正に輸出することは難しくなった」と話す。国内の2017年のウニ漁獲量は7,600トン(このうち道内の漁獲量4,400トン)だった。

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歯舞群島多楽島沖でウニ漁を行うロシア漁船

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ウニ漁に従事するロシア人ダイバー

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