❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/1/12
択捉島を管轄するクリル行政府は、択捉島に国際的なスキー場を開設することを真剣に検討している。ロコトフ市長代行が択捉島で行われた国際冬季スポーツ大会「世界の子供たち」の聖火リレー終了後に明らかにした。市長代行は「択捉島にはアルペンスキーに適した山が数多く存在し、スキーを楽しんだ後、そのまま温泉に入ることが出来る。昨年、スキー場の造成で世界で最も優れたスペシャリストの1人がノルウェーからやってきた」と語った。スキー場構想は2016年に、クリル社会経済発展計画の枠組みの中で検討されたことがあった。造成場所はクリリスク(紗那)から徒歩圏のレベディノイ湖(紗那沼)周辺だったが、提案を受けたクリル行政府が難色を示した経緯がある。そこはソビエト時代に、スキーが出来るように森を開いた場所だった。
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