❐北方四島の話題
astv.ru/news 2019/1/17
ロシアのサハリン国境警備局が南クリル諸島のクナシリ海峡(根室海峡)で操業していた日本漁船に対して罰金を科したため、日本の外務省はモスクワに抗議した。ロシア下院外交委員会のアントン・モロゾフ議員(ロシア自民党)は「ロ日首脳会談を前にして、日本は意図的にクリル諸島周辺の状況を政治問題化して、交渉における日本の立場を強化しようとしている」と非難している。
❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/1/18
事件はロシアと日本の国境であるクナシリ海峡(根室海峡)で1月7日に起こった。RIA ノーボスチ通信の東京からの報道によると、サハリン国境警備局は操業中の日本漁船を停船させ、国後島に連行した後、罰金を科して解放した。安全操業に関する協定の観点から日本の外務省はこれを受け入れられないと考えている。これに対してサハリン国境警備局は、罰金を科す理由があると述べた。国境警備局によると1月7日、(国後島南部オホーツク海側の)イワノフスキ―崎(ハッチャス崎)から北に2マイルのロシア領海で5隻の日本漁船が操業していた。このうちKASUGAMARU-18を調査したところ、操業許可証を持っていないことが分かり、船長に対して行政犯罪事件が提起され罰金を科した。国境警備局はすべての手続きは洋上で行われ、漁船を拘束して国後島に連行する必要はなかったと説明した。
アントン・モロゾフ議員
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