択捉島で「主の洗礼祭」 島民がマイナス10度の中、水浴

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/1/19

択捉島で1月19日、冷たい水に入って身を清めるロシア正教の伝統行事「主の洗礼祭」が行われた。会場の1つで、数か月前にレイドボォ(別飛)近郊にオープンした温泉複合施設「ホットウォーター」では、地元の企業ギドロストロイ社のスタッフが安全に水浴するための手すりや階段を設置、周辺の除雪を行って準備した。「ホットウォーター」はクリリスク(紗那)から20km離れているにも関わらず、多くの島民が集まった。中には50kmも離れた瀬石温泉から来た人もいた。決められているように3回入浴した人もいれば、「こんなに水が冷たいんじゃ、無理だろっ」と、弾丸みたいに水から飛び出してきた大男もいた。不測の事態に備えて配置された制服姿のレスキュー隊員が、人々の水浴を手助けした。体温を維持するために、暖かい温泉とお茶が用意されていた。深夜12時になるとさらに冷え込み、気温はマスナス10度まで下がった。

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