❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/1/25
1月22日に行われたプーチン大統領と安倍総理の会談の前後、ロシアと日本の多くの報道機関が取材のため色丹島に入ってきた。2016年12月に日本で行われた首脳会談の際には、日本の新聞・テレビ6社とロシアの5社が色丹島入りし、最も多かった。しかし、今回の会談では日本側の報道機関から委託を受けて取材に入ったロシアのジャーナリストは減少し、逆にロシア国内のメディアは引き渡しが取り沙汰された色丹島と歯舞群島に興味を持ったようだ。日本側が北海道新聞、読売新聞、NHK、札幌テレビの4社に対してロシア・メディアはテレビ7社に加えて複数の新聞社の特派員がやって来た。記者たちは色丹島民の暮らしやインフラ整備に興味を持ち、クリル社会経済発展計画の枠組みで建設された病院や水産企業、幼稚園や学校を取材した。取材を受けた島民たちはみな同じように答えた。「私たちの多くはこの島で生まれた。先祖もここにいる。最も身近な隣人である日本人とは友好的な関係にある。ビザなし交流でコミュニケーションをとっている。私たちは国後島と色丹島で行われるロ日の共同経済活動を支持している」といった具合だ。
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