❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/1/31
色丹島のクラボザボツコエ(アナマ)で魚粉と魚油を生産する新工場を建設中のクリル・フィッシャーマン社アナマ工場のディレクターであるオレグ・マズール氏は「新工場は極東で最大の水産加工場になる」などと語り、アナマを拠点とした漁業の発展に自信を見せた。「新プラントは2016年に建設が始まり、工場本体は完成している。新工場はアイスランド製の機械設備を導入し、アイスランドから技術者を招聘してロシア人スタッフに技術指導を行う」「従来、工場の処理能力は1日300トンだったが、新プラントでは1日900トンを処理することが可能になる。現在、冷凍設備を設置しているが、そこでは1日100トンを冷凍し、5,000トンを冷凍保存できるようになる」「工場を稼働させるために多くの電力が必要になるが、サハリンの電力会社ダリエネルゴインヴェストが4月からディーゼル発電で必要な電力を供給してくれる」「原料を確保するため他の企業とも協力して船団を組織する」「現在、アナマ工場では384人を雇用している。半分は色丹島で残りの半分はシベリアやアルタイから来ている。最終的に従業員は500人規模になる。彼らのために250室の寮を建設している。給料は月4万5,000ルーブルに上がるだろう。原材料となる魚の漁獲量によっては5万から7万ルーブルにまで増える」
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