❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/2/27ほか
南クリルの島々、択捉島と国後島と色丹島がヘリコプターで結ばれる。フライトは国後島—択捉島—国後島、択捉島—色丹島—択捉島の2路線で、航空会社AviashelfのヘリコプターMi-8MTV-1(20人乗り)が就航する。ヘリは週に2回、乗客の要望に応じて島への飛行を行う。サハリン州政府の補助金があるため、運賃は比較的安く設定されている。択捉島—国後島は3,100ルーブル(約5,200円)、択捉島—色丹島は2,300ルーブル(約3,900円)となる。27日には試験飛行が行われ、国後島のメンデレーエフ空港を14:02に離陸し、15:07に択捉島のヤースヌイ空港に到着した。初フライトの乗客8人は火災警報システムを設置する会社の従業員だった。南クリル諸島のヘリ輸送は2年前に国後島—色丹島間で開始された。船の航行が困難になる冬期間は特に需要が高い。択捉島—国後島—色丹島が空の便で結ばれることは画期的な出来事で、島々の文化やスポーツ交流、イベントへの参加をはじめ観光客の入込増にもつながると期待されている。
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