択捉島・内岡沖のオホーツク海で貨物船2隻が流氷に囲まれて立ち往生

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/3/3

択捉島オホーツク海側で、島に物資を輸送してきた貨物船2隻が流氷に囲まれ、数日間立ち往生している。このうち貨物船「セント・ウインド」号は2月中旬、流氷に阻まれて定期船が入港出来ない中、ディーゼル燃料などを届けるため果敢にキトヴィ港(内岡)に入港し、地元行政府から英雄的行為に対して感謝状が贈られた。ところが、3,500トンの積荷を下した後、2月26日に出港したところで急に風向きが変わったため流氷に囲まれた。貨物を下して船体が軽くなった分、流氷を砕く力を失った。今のところ砕氷船が救助に来るのを待つか、風向きが変わって水路が開かれるのを待つしか脱出の方法はないようだ。

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内岡港で積荷を下す「セント・ウインド」号

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ロコトフ市長から感謝状を贈られたコレスニコフ船長

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