Sputnik 2019/3/5
2019年の初めから日本はロシア産石油の買入量を一気に40.5%削減した。また液化天然ガス(LNG)の輸入も前年同時期比で7.6%減少した。一方で米国の炭化水素の輸入は急増。石油は328%、LNGは36.1%増加している。株式市場のロシア人専門家イーゴリ・ガラクチオノフ氏はこの件について、片方の側にはアジアのエネルギー市場でのシェア拡大を望む米国と、もう片方にはロシアの領土問題への不変の姿勢に否定的に反応し、交渉姿勢を強めようとする日本の試みがあると説明する。ガラクチオノフ氏によれば、日本は昨年も1月から9月にかけての時期にロシア産石油の輸入量を減らしていた。ところが両国間での平和条約の議論が始まるやいなや状況は変化しはじめ、11月には日本はロシアの石油の購入を急増させた。そして現在は、交渉の行方が不透明になりはじめたことから、ロシア産エネルギーの日本の輸入量は再び減少し始めている。今日、米国産石油、LNGはロシアの天然エネルギーの価格とは異なり、世界市場でもっとも高額なものに数えられていることから、ガラクチオノフ氏はこうした経済と政治の混同は日本にとっては高くつきかねないと指摘している。
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