サハリン-クリル航空路線　4月1日からすべての旅行者に割引運賃を適用

❐北方四島の話題

　サハリン州政府ホームページ 2019/3/12

サハリン州政府は、南クリル諸島を含むサハリン州内の航空運賃について、今年4月1日から住民登録の有無にかかわらず、州が運賃を補助する単一運賃制度に移行すると、ホームページで明らかにした。現在、サハリン-クリル航路には2つの料金が設定されている。サハリン地域に住民登録されている人は片道5,950ルーブル、それ以外の人は2倍以上の約15,000ルーブルとなっている。リマレンコ知事代行は「サハリン地域の住民は彼らの親戚から切り離された」と述べた。しかし、苦しんでいるのは家族や友人だけではない。観光やその他の事業の発展にとって深刻な障害となっている。高い運賃によって観光客が減り、製品の最終コストにも影響を与え、競争力を低下させる。このため、サハリン地域では住民登録をしている場所に関係なく、すべての人に単一運賃を導入する。また、2月末、史上初めて定期旅客ヘリコプター・サービスが択捉島と国後島および色丹島を結んだ。 クリリスク(択捉島紗那)–ユジノクリリスク(国後島古釜布)の運賃は3,100ルーブル、クリリスク—クラボザツコエ(色丹島アナマ)は2,300ルーブルである。