❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/3/14
国後島のクリル自然保護区内のシマフクロウとクロテンが、自然保護区が設置した人工の巣を共同で利用している様子がセンサーカメラで撮影された。画像を確認したところ、1月~2月にかけて、シマフクロウとクロテンが同じ巣を順番に使っていることが分かった。自然保護区によると、シマフクロウとクロテンは通常は敵対関係にあり、クロテンはシマフクロウの卵や雛を捕食する。専門家は写真から判断して「今回の例では2種類の野生動物が同じ巣を選択したのではないか」という。自然保護区では希少種のシマフクロウを保護するために人工の巣を設置する取り組みを続けている。
※クリル自然保護区のホームページに、「シマフクロウの人工的な巣に設置されたセンサーカメラが、シマフクロウだけでなく、クロテンの積極的な訪問も記録した」という記事が掲載されている。「シマフクロウとクロテンは異なる時期に同じ巣を訪問した。おそらく、クロテンは彼自身を守る新しい『家』を気に入り、そして餌も探していたのだろう。今後どういう展開になるのか、シマフクロウの繁殖期の後にわかる」–。
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1月25日のクロテン
1月27日のクロテン
2月6日のシマフクロウ
2月6日のクロテン
2月17日のシマフクロウ
シマフクロウとクロテンが出入りしている共通の巣
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