❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信 2019/3/19
ロシア国防省は国後島と色丹島を含め、サハリン州内にある軍用地12,000ヘクタールを自治体に移管する。3月18日に行われたショイグ国防大臣とリマレンコ・サハリン州知事代行の会談で合意した。サハリン州は「軍用地の存在が自治体の発展を妨げてきた」として州内の軍用地40カ所の移管を要望してきた。今回の合意によって、これまで手が出せなかった軍用地に自治体側が住宅や教育文化施設などを整備することが可能になる。リマレンコ知事代行は「建設される社会施設は軍事やその家族にとっても役に立つ」と強調した。この合意を受けて、マロクリリスコエ(色丹島の斜古丹)などでは移管手続が進められるが、完了までには数か月を要するものとみられる。
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