❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/3/22
択捉島を管轄するクリル行政府は国内外からの観光客の増加を目指して2019~2025年までの観光開発プログラムを決定した。予算は9億ルーブルでサハリン州からの割り当てを見込んでいる。観光開発プログラムは5つの観光クラスターの整備をはじめ、観光企業への補助金支給、iOSやAndroidに対応した択捉観光モバイルアプリの開発、お土産情報の提供、YouTubeやSNSの活用など30項目の取り組みと目標を設定。市当局はクルーズ、ヨット、アドベンチャー、エコロジー、スポーツ、医療、レクリエーション、スキー、グルメ観光を有望と見ているほか、ミネラルウォーターの存在や山の風景など択捉島ならでは自然を売り込みたいと考えている。その一方で、6月~10月の観光シーズンには航空運賃が高額であること、船便や島内の宿泊施設の不足、高額なパッケージツアーなどの問題がある。
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