クリル社会経済発展計画 資金の大半はサハリン州が支出、国への不満高まる

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 サハリン・インフォ2019/4/2

サハリン州議会の経済開発委員会はクリル諸島社会経済発展計画(2016-2025)の変更を承認した。新たに53件のプログラムが追加された一方で、約10億ルーブルの資金がカットされた。サハリン州によると2019-2021年の3年間の開発資金は140億ルーブルと見込まれており、その大部分は州の予算で賄うことになる。連邦政府からの資金提供は2022年以降になるという。クリル諸島社会経済発展計画は国家プログラムと位置づけられているが、実際には州政府の予算で行われている現状に不満が高まっている。連邦プログラムの資金負担の状況が異常であることを首相に訴える必要がある。サハリン州の当局者は「新しい施設をつくろうにも資金調達の保証はない。州内での仕事の大部分は、連邦政府の成果となるものも含めてサハリン州が負担している」と話す。

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択捉島リリスク(紗那)

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国後島ユジノクリリスク(古釜布)

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色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)

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