日本の港から国後島古釜布に戻ったロシア船2隻が酒360リットルを密輸

❐北方四島の話題

　サハリン・インフォ2019/4/11

サハリン税関と国境警備局は日本(※記事は場所を特定していない)から国後島ユジノクリリスク(古釜布)に到着したロシア船2隻から未申告のアルコール合わせて約360リットルを発見した。2隻はいずれも国後島内のロシア企業が所有する船で、1日で古釜布に戻ってきた。「ダイトクマル」からは赤玉ワイン、ジャックダニエル、サントリーブランデーVO、フルーツリキュールなど約90リットルが見つかった。サハリン税関は「ダイトクマル」乗組員に対して行政訴訟を提起した。また、冷凍船「セント・ニコラス」は、機関室の隠しスペースからバランタイン、スペシャルリザーブ、ヘネシーコニャックなど約270リットルが見つかった。サハリン税関はさらに捜査を進め、行政訴訟または刑事訴訟を提起するかを決定する。