❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/4/30
オホーツク海に面した択捉島のクリリスク(紗那)—キトヴイ(内岡)を結ぶ幹線道路沿いに、延長2.5kmの遊歩道が建設される。プロジェクトの総費用は2億3,000万ルーブルで、島内最大の建設会社ギドロストロイが請け負い、すでに着工している。遊歩道は幹線道路と崖の間のわずかなスペースに設置されるため、技術的に難しいという。同社の道路建設課長は「現状では地盤が弱いため、21,000㎥の土壌を掘り出し、2,000個の砕石を土台に敷き詰める作業を行っている。これで崖が崩れる心配はない」と話す。遊歩道には石畳が敷かれ、ベンチや展望台、街路灯なども整備される。新たな観光名所は2020年11月に完成予定。
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