北クリル占守島の無名の岬に命名　占守島の戦いで戦死した上陸用舟艇司令官の名前

❐北クリルの話題

　サハリン・メディア2019/5/1

メドヴェージェフ首相は4月26日、北クリル地区のシュムシュ島(占守島)の無名の岬に「ケープ・グリエフ」という名前を付けることに関する法令に署名した。1945年8月のクリル諸島上陸作戦で上陸用舟艇の司令官として占守島の戦いに参加し、戦死したヴァシリー・グリエフ上級中尉の功績を称え、2018年にサハリン州議会が命名するよう求めていた。※サハリン・インフォの2018年3月20日付記事によると、クリル諸島の名前のない岬や岩礁に名前を付ける「命名キャンペーン」は、2010年に始まった。ロシア地理学会サハリン支部などが調査を行い、これまでに北方四島を含め12以上の地名を新たに命名した。