❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/5/5
国後島のフットサル・チームが択捉島を訪れ、史上初めての「クリル・ダービー」が実現した。択捉島と国後島の対抗戦は歴史的出来事になった。過去に2つの島のチームがスポーツで戦うことは、サハリンで開催されるサハリン州大会以外にはなかった。クリル・ダービー開催は、択捉島のスポーツ複合施設のクズネツォフ・コーチによって提案された。地元行政府の支援を受け、サハリン州運輸当局が国後島の選手を輸送するため、国後島—択捉島間で運航を開始したヘリコプターの使用を認めた。国後島チームは5月2日に択捉島に到着し、3日間滞在し、スポーツだけでなく文化交流も行われるはずだった。しかし、悪天候のため到着が4日夕方になってしまった。試合は14歳-15歳、17歳-18歳のカテゴリーで、両島から各1チームが参加。各試合トータルの総ゴール数で優勝を争い、国後島のチームが「クリル・ダービー」を初制覇した。試合に先立ち挨拶した、択捉島を管轄するロコトフ市長は「次回は択捉島の選手が国後島を訪問する」と語った。
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