❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/5/16
ロシアのメドヴェージェフ首相は南クリル諸島に設定されている新型経済特区TOR「先進発展領域」で、新たに4つのプロジェクトを実施するための土地区画を追加する法令に署名した。TORの範囲拡大は投資家からの申請に基づいて極東・北極圏開発省が提出していたもので、これによって新たに6億6,000万ルーブルを超える投資プロジェクトが可能になり、240の雇用が創出される。新プロジェクトのうち、ボストーク・ツアー会社が色丹島に複合観光施設を計画している。サウナやカフェ、各種レンタルサービス、セーリングのためのインフラを含め1億2,000万ルーブルを投資。2019年に着手し2021年に完成予定。建設企業クリル・アイランズはクリル諸島で事業を営む企業にサービスを提供する建設会社を創設する。投資額は1億ルーブルで実施期間は2019-2021年。オストロブノイ・リボコンビナートは、今後3年間で色丹島に船舶修理工場を建設し、船舶や関連機器の修理を手掛ける。投資額は1億3,200万ルーブル。さらにアライド社はパラムシル島のセベロクリリスクに2020年までに水産加工場を建設するため3億ルーブル以上を投資する。
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