色丹島アナマ湾に「シコタン—ロシアの始まり」と書かれた20mの壁画

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/5/24

日本の報道機関(※北海道新聞)は色丹島の「シコタン—ロシアの始まり」という壁画に注目した。長さ約20mの壁画はクラボザボツコエ(アナマ)湾にある水産加工場の入り口に描かれた。色丹島の住民の大多数は平和条約締結後の日本への引き渡しに反対しているが、水産加工場(※ギドロストロイ)の工場長は「政治的意図はない」と語っている。デザインは地元の子供たちによる絵画コンテストで選ばれた作品をもとに高校生らが壁面に描いたもの。ペンキ代は水産加工場が負担した。日本では、ビザなし交流に参加した政治家がクリル諸島の返還は軍事力によってのみ可能だと述べて、スキャンダルになっている。

北海道新聞によると、壁画は、湾が入り組んだ色丹島の風景や灯台海獣や鳥、島内で咲く桜が描かれている。工場長は「ロシアは東西に広大な領土を有しており、地理的に東端が色丹と考えた子どもの発想によるもの」と話している。

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