❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/6/10
ロシア連邦議会の国家院(下院)議員や歴史家たちが1945年8月のクリル上陸作戦に関する資料収集のため調査旅行を実施した。サハリン州選出のゲオルギー・カルロフ議員とその同僚議員、サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏、ロシア地理学会サハリン支部長のセルゲイ・ポノマリョフ氏らが参加。調査はカムチャツカのペトロパブロフスク – カムチャツキーからスタート。今も放棄された戦車が残る、クリル諸島最北のシュムシュ島(占守島)では、記念碑に花輪を捧げ、黙とうした。パラムシル島(幌筵島)を経て訪れた択捉島では住民や駐屯する兵士たちから話を聞いた。最後の訪問地である国後島では、代表団と住民による集会が開かれ、倒れた兵士の記憶を称えた。収集された写真やデータ、退役軍人の親戚からの聞き取りなどは、2019年秋に刊行される年鑑に収められる。
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