「地域開発プログラム」選定 択捉島、色丹島の3提案 インターネット投票で落選

f:id:moto-tomin2sei:20190615100316j:plain

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/6/14

地域住民が望む社会施設の整備を住民参加で決定し、サハリン州政府が最大1億ルーブルの予算付けを行う「地域開発プログラム」–。各地区から上がって来た32のプロジェクトに対してインターネットによる選考投票が行われた結果、クリル地区から提案していた3件すべてが落選し、クリル住民は「インターネット投票自体に問題がある」と憤慨している。人口が多い都市部が有利で、最近高速インターネットの環境が整備されたとはいえ、人口が少ないクリル諸島は最初から不利だった。今年最終選考に残ったのは択捉島レイドヴォ(別飛)の「複合的な社会福祉施設の建設」、南クリル地区(国後島色丹島歯舞群島を管轄)から提案されたクラボザボツコエ(アナマ)の「運動場建設」、マロクリリスコエ(斜古丹)の「アイスホッケー場建設」の3件。投票の結果32件の中から10件が選ばれ、投票とは関係なしに1件が追加選定された。クリル諸島の提案が落選したのは2年連続。昨年、南クリル地区が提案した色丹島クラボザボツコエの公衆浴場の整備は、落選を受けて自前で整備することを余儀なくされた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました