❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/6/17
国後島、色丹島などを管轄する南クリル行政府によると、地区内の住み替えが必要な緊急住宅が39,001㎡(戸建て122戸、アパート845戸)にのぼる。また、空き家となっている住宅は7,288㎡(戸建て14戸、アパート137戸)あり、専門機関による検査の結果、取り壊される可能性がある。緊急住宅から市民を移住させるための住宅建設が進められており、2019年には国後島のユジノクリリスク(古釜布)にアパート3棟(2,808㎡、54戸)、色丹島のクラボザボツコエ(アナマ)に4棟(5,316㎡、63戸)が建設中。今後、色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)では2024年までにアパート(178戸)、クラボザボツコエに96戸、国後島ゴロブニノ(泊)に15戸が建設が予定。また、市街地ではサハリン・モーゲージ・エージェンシーが公務員や軍人向けの賃貸住宅として色丹島に3棟、国後島オトラダ(近布内)に8棟を建設中だ。
国後島近布内に建設された賃貸住宅
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