択捉島・別飛 「名もない流れ、きれいな土手」プロジェクト 地域住民が清掃ボランティアに参加 

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/6/21

択捉島レイドヴォ(別飛)で、名もない小川をきれいにしよう–と地域の子供たちや住民がボランティア活動を続けている。レイドヴォに長く暮らすマリア・アルカディエフさんが発案者。かつては小川の水が驚くほど澄んでいたことを記憶している。隋分昔に孵化場で働いていた時に、会社は毎週金曜日の午後に地域の清掃活動をしていた。やがて会社はその活動をやめてしまい、小川や池にはゴミが捨てられ、土手は草が伸び放題、汚水が流れ込むようになった。アルカディエフさんは村長のリュドミラ・シニツィーナさんに相談。学校を訪ね協力を要請した。そして小川をきれいにするプロジェクトが生まれた。「名もない流れ、きれいな土手」と名づけ、行政から資金を得られることになり、ショベルカーやトラックを借りることが出来た。大型ごみや廃棄物を処理した後、学校の児童・生徒や職員、住民が熊手やブラシを手に清掃作業を行った。重要なことは、小学生が運動に参加していることだ。「清掃ボランティアへの参加は、大きな教育的効果をもたらしている。ゴミを拾い集めた人がゴミを散乱させることはない」と教師は言う。いま池はかつての景観を取り戻し、川にかかる橋は新しい色で塗り替えられた。そして水は澄み、小川は昔のようにつぶやき始めた。

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