❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/6/24
択捉島のクリリスク(紗那)で卒業式が行われた。クリル地区の今年の卒業生は37名で、一人一人に卒業証書が授与された。挨拶に立った行政府のロコトフ市長からサプライズが発表された。地区行政府がクリリスク–キトヴイ(内岡)に建設している遊歩道に、卒業生と同じだけの木を植栽し、卒業年次と全員の氏名を表記したサインを設置することにした。市長は「おそらく卒業生の中に有名人が出て、観光で訪れた人々が遊歩道を歩いてサインを発見するでしょう」と語った。卒業生のほとんどは将来の職業を決めていた。心理学者、経済学者、そして幸いなことに教師になる生徒もかなりいた。式典の最後に風船が空に放たれ、卒業生たちは風船のように全国に散らばっていくが、この日のことを忘れないだろう。
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