❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/7/4
サンクトペテルブルクで盗まれたランドクルーザーが7,000km以上離れた択捉島で発見された。6月上旬、択捉島の男性が島内で購入したSUVの車両登録をするため役所を訪れ、交通警察官が車両のデータを入力したところ、すでにサハリン州で登録されていることが判明。住民が所持していた車検証は偽造されたものだった。記録をたどると、SUVは2010年、フィンランドを経由してロシアに入り、サンクトペテルブルクで盗まれていた。車体認識番などはヤスリ状のもので消されていた。交通警察は同じSUVを3回取り扱っていたことから、少なくとも3回、行政規則および車両登録規則に違反していたことが判明。ロシア連邦捜査委員会の捜査部門は、関係した交通警察官に対する査察を行っているが、関わったサハリン州交通検査官の1人が突然退職した。男性は販売した人物と交通警察が癒着して盗難車を売っていたと考え、詐欺と職権の濫用に基づく刑事訴訟の開始を求めた。
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