❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/7/13
サハリン州のリマレンコ知事代行と州議会議長、州政府幹部、同行記者団がオーロラ航空の特別便で国後島に到着した。空港でヘリに乗り換え、色丹島に向かう予定だったが、悪天候のため到着が大幅に遅れたため色丹島での日程はキャンセルされた。ユジノクリリスク(古釜布)で開かれた住民対話では、老朽化した住宅からの移転問題、下水処理システムの修復などが提起された。リマレンコ知事代行は、近い将来、古釜布に定員550人の学校と110人の幼稚園を建設するほか、ゴロブ二ノ(泊)や色丹島クラボザボツコエ(アナマ)にも同規模の幼稚園を造ることを明らかにした。また、地区中央病院の建て替え問題で、建設用地を早急に決定するよう州政府の担当部局に指示した。さらに住民は古釜布湾の汚染問題を指摘した。水産加工場から廃棄物が流出し、それを目当てにカモメの大群が居座っている。水産廃棄物を古釜布の外へ持っていくよう要請した。知事代行は、この問題を含めて、対話集会で提起されたすべての問題について、各省庁に特別な指示を与えた。南クリル行政府と住民たちは知事代行との対話集会に満足していた。
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