択捉島の紗那–内岡で遺跡調査 出土品はアートオブジェクトとして遊歩道に展示

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北方四島の話題

サハリン・クリル通信2019/8/2

https://skr.su/uploaded/dc/f6/24/f25e8c5dc96d693217de78767c.mp4

択捉島の遊歩道建設現場で遺跡の発掘調査が行われている。国内各地から集まった考古学者たちは、新石器時代から中世にかけての土器や石斧など多く成果を挙げている。調査団のグリシュチェンコ団長は「私たちは、クリリスク(紗那)からキトヴィ(内岡)間の遊歩道建設の前に遺跡の調査を実施しており、考古学調査中に4つの遺跡を発見した」と語った。貴重な歴史的発見が損なわれることがいように考古学者と建築家が合意して、作業が進められている。建設現場のバラバリュク監督は「私たちは考古学者をフォローしている。彼らの仕事が実行された後、私達は中に入り、歩道を造り始める」と説明した。考古学者は作業を急がない。大事なことは細部にいたる精度と、隠されているものを認識することであり、ここでは1日で最大200個の発見がある。考古学者のロマ二ュクさんは「私の最初の発見は土器だった。これまでで最も美しいものだと思う。そして今日、我々は石の斧を発見した」と話す。今後、発掘時に出土品がどのように横たわっていたのか確認できるよう3Dフォーマットのコンピュータモデルが作られる。すべての発掘作業が完了し、遊歩道が整備されると、住民や観光客は遊歩道を歩きながら、ここで発見された出土品のレプリカを見ることができるようになる。それらはアートオブジェクトとして展示されるからだ。

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