❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/9/17
択捉島ではクリリスク(紗那)と軍の飛行場があるブレベスニク(天寧)を結ぶ約50kmの生活道路の再建工事が続けられている。クリリスクから4.4km–12km間の7.6km区間の工事が約20億ルーブルかけて行われる。道路再建は2016年に始まり、島内最大手の建設業社ギドロストロイが最初の工事を請け負った。クリリスクから4.4kmまでの区間で、工事費は4億5,200万ルーブルだった。そして今、道路は太平洋側へと延びようとしているが、難工事が予想される。道路は長年放置されたことで荒廃し、地盤は軟弱。これに択捉島の厳しい自然が加わる。夏は雨が降ると道路は泥道と化して、冬には吹雪で寸断される。悪条件の中で、2車線、時速80kmを想定した道路整備が進められる。昔から、択捉島の発展はこの道路の再建にかかっていると言われてきた。
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