国後島のクリル自然保護区 餌を求めて海岸にやって来るクマに用心

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/10/22

国後島で住民2人が子連れの母親グマに襲われた事故に関連して、同島にあるクリル自然保護区の専門家は、夜間、とりわけ干潮時に海岸を歩かないように注意を呼び掛けた。この事故はユジノクリリスク(古釜布)から北へ10km離れた海岸で起きた。夜が明けるころクマは森林地帯から海岸にやって来て、甲殻類や廃棄された残飯など食べられそうなものを探すという。夜間にカニや魚釣りをする人は特に注意する必要がある。また、専門家は、攻撃された住民が近づいてくる子グマに気が付かなかった可能性があると指摘。「子グマとの距離が10mより近くなると悲惨な結果を招く可能性がある。雄グマはしばしば子グマを殺すことかあり、母親グマは子グマの近くにいる敵を攻撃して守ろうとする」–。さらに、常に音を立てて、クマに対して自分の存在を知らせることも重要だという。

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