択捉島 クリル市長が空港からの帰り道、誤ってクマを轢いたことを認めた

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 サハリン・クリル通信2019/11/1

択捉島を管轄するクリル行政府のロコトフ市長は住民との会合で、最近、空港から町へ向かう途中でクマと衝突したことを認め、改めて住民に注意を呼びかけた。「空港からの帰り、暗闇の中ら突然飛びたしてきたクマとぶつかってしまった」と市長は話した。10月29日の夕方、択捉島のキトヴィ(内岡)近くで、走行中の自動車が道路を横断しようとしていたクマと衝突した。クマは重傷を負い、自力で道路脇まで移動した。森の中に戻ろうとしていたが、結局動くことが出来なかった。手負いのクマは危険と判断され、射殺された。住民からクマの脅威にどう対処するか問われた市長は「クマの保護と規制は連邦政府の所管で、簡単にクマを殺すことは不可能だ」と答えた。以前、市街地の子供美術学校付近にクマが出没し、子供の安全を守るため警察官が射殺したが、その後6カ月間にわたり様々な役所に説明と報告を求められた。行政府は警告標識を観光ルートに設置するほか、チラシを作成して住民に注意を呼びかけることにしている。

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