サハリンのブック・オブ・ザ・イヤーに国後出身のリズニッチさんの作品が選ばれた

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/12/25

http://ys-citylibrary.ru/userfiles/mag/bambuk/index.html

ユジノサハリンスク市中央図書館の2019ブック・オブ・ザ・イヤーに、国後島出身の作家オクサナ・リズニッチさんの「ざわめく竹」が選ばれた。「ざわめく竹」は、国後島の自然や歴史を舞台にしたミステリー、歴史文学、アイヌの民族史…様々な読み方、捉え方が出来るが、最後に読者はクリルへの愛をその中に見つけるだろう。アイヌと日本人の神話や、クリルの歴史と現実に関する作家の鋭い観察を含めて、絵を描くような作者の文章を楽しむことができる。リズニッチさんの母親はシベリアに生まれ、1949年に国後島に渡ったという。「私にとって国後島は故郷であり、創造力がかき立てられる場所である。3年間モスクワに住んだ時はペンを執るという欲求は起きなかった。そこには何かが欠けていたが、国後島では私のすべてが沸騰し、アイディアがわいてくる」と話している。作品は図書館のウエブサイトで読むことが出来る。

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