❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/1/5
南クリル地区行政府のブラセンコ市長が1月3日から2間の日程で色丹島を訪問し、建設中の社会施設の視察や2つの村の住民と懇談した。市長はクラボザボツコエ(穴澗)に建設中の公営浴場とアパートをチェック。浴場はスケジュール通りに建設が進んでおり、2020年12月に完成することを確認した。アパートは5棟が建設中で、うち4棟は老朽化した住宅からの移転を目的に整備され、もう1棟は賃貸用だ。工事責任者によると今月末にも完成する見通しだ。また、市長は道路舗装工事のためのアスファルト工場も視察し、数カ月以内に稼働すると説明を受けた。クラボザボツコエ住民との懇談では、医療や老朽住宅に関する質問が出たほか、クラボザボツコエとマロクリリスコエ(斜古丹)間の交通問題も提起された。市長は「2つの村の間で運行するバス2台が今年、色丹に導入されるだろう」と回答した。また、3日に視察したクラボザボツコエの老朽化した図書館では、新しい図書館のための土地を確保するよう指示した。子供芸術学校を併設する考えも示した。マロクリリスコエでは23世帯と24世帯が入居する2つのアパートを確認。市長は「このうち1棟は島の専門職のためのものだ。1月中旬には引っ超しが出来る予定だ」と語った。
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