色丹島・斜古丹 投資家がオストロブノイ新工場の2020年一部生産開始に期待

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/1/27

色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)で建設が進むオストロブノイ社の水産加工場について、投資家は2020年に一部生産を開始し、2023年までにフル稼働させたい考えを表明した。かつてオストロブノイ水産加工場は極東で最大級の規模を誇り、サンマの缶詰で知られたが、2015年以降はスキャンダル続きだ。給料の未払などで従業員がプーチン大統領に直訴。その結果、経営者に対して刑事事件が提起された。その後、経営は投資家のオレグ・カン氏が率いる企業グループに移管された。また、最近ではオストロブノイ再建の中で州政府幹部が職権乱用で逮捕される事件も起きた。困難な状況の中でも、投資家たちは新工場の2020年の生産開始に期待している。TOR(先行社会経済発展区)に指定され、新しい缶詰工場や冷凍設備、ふ頭建設が進む。投資額は58億ルーブルにのぼる。

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