ホルムスク市長また決まらず 南クリル副市長のアンドレーヴァ氏、賛成3分の2に届かず

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/2/6

ホルムスク市長を選考する地区議会が6日開かれたが、再び市長を決めることが出来なかった。候補者3人に対する投票が行われ、最有力とみられた国後島色丹島などを管轄する南クリル行政府のエリザベータアンドレーヴァ副市長は賛成9、反対7で、選任に必要な3分の2以上の賛成を得られなかった。アンドレーヴァ副市長は地区議会前日、サハリン州政府のセルゲイ・バイダコフ第一副知事と一緒に地区議会議員に会い、投票を呼び掛けたが信任は得られなかった。サハリン州のリマレンコ知事はホルムスクのレテキン前市長を解任し、後任には若く、元気で美しいアンドレーヴァ副市長を充てる考えを示した。しかし、地区議会議員たち、特に共産党議員は彼女の行政経験の不足を理由に強硬に反対している。市長を決める地区議会は改めて開催されるが、少なくとも今後1カ月以上、市長不在の状態が続くことになる。

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