国後島・古釜布 魚油・魚粉工場が今年7月に操業開始

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/2/13

水産加工会社南クリル・ルイブコンビナート社が国後島ユジノクリリスク(古釜布)に建設中の魚油・魚粉工場は2020年7月までに操業を開始する。国後島を訪問中のサハリン州のリマレンコ知事が建設現場を視察した際、同社のコロブコフ代表が明らかにした。投資総額10億8,300万ルーブルのうち、8億1,000万ルーブルをサハリン地域開発公社が融資した。南クリル・ルイブコンビナート社はさらに2つのプロジェクトに取り組んでいる。ラグンノエ湖(ニキシロ湖)にサケの孵化場を建設中だが、すでに2017年には150万尾、2018年350万尾、2019年1,100万尾の稚魚を生産している。加工処理施設の近代化プロジェクトでは、沿岸水域での原魚確保を目指し船団の買収も行う。同社の加工品は昨年、40フィートコンテナで500個以上が国内外に送られた。リマレンコ知事は「南クリル・ルイブコンビナート社のプロジェクトは、この地域の新しい開発戦略に沿ったものだ」と語り、支援を継続する。

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