国後島・古釜布　「うんちが海を泳いでいる」　廃墟と化した下水処理場

❐北方四島の話題

　City.sakh.ru 2020/2/12

「うんちが海を泳いでいる」–。SNSのテレグラムチャンネル「国境にて」に、国後島の下水処理システムについての書き込みがアップされた。国後島の下水処理場はたれ流しのオープン下水システムから最終的に脱却するために特別に建設された。しかし、2年前から窓やドアは壊れ、全く管理されている様子がない。…その結果、太平洋がカモメの子守歌をささやき、新鮮な海の空気が気持ちいい…はずの湾内に臭い川が流れ込んでいる。最近では処理されないまま、人間の排泄物がパイプから直接海に流れ込む。6歳の子供がいうように「うんちが海を泳いでいる」–。海岸に打ち寄せられるコンブは老廃物と混ざり合い、薫風ならぬ「糞風」が吹いてくる。リマレンコ知事が国後島を訪問し、住民との懇談が行われているが、荒廃した下水処理場と「オープン過ぎる」下水システムについて質問が出るだろうか。