❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/2/14
サハリン州のリマレンコ知事は、憲法改正に向けた有識者による会議で、映画監督で俳優のウラジミール・マシュコフ氏が領土の割譲を禁止する憲法を制定するよう求めたことについて、「彼は島民にとって非常に重要な考えを表明した。クリル諸島の領有権を巡る無意味な憶測に最終的かつ決定的に終止符を打つ、全く正しい提案だ」と賛同した。1年前にクリル諸島の住民を対象にした世論調査で、住民の96%が日本への引き渡しに反対した。知事は「先日、国後島と色丹島を訪れたが、住民の意見はまったく変わっていなかった。サハリンとクリル住民はクリル諸島がロシアの領土であると考えている。私たちの島々を見てもらうためにマシュコフ氏を招待したい」と語った。マシュコフ氏はプーチン大統領も出席した会合で、多くの国民はプーチン大統領辞任後の領土割譲の可能性について不安を持っていると強調した。
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