国後島 自然保護区でシマフクロウが繁殖の季節を迎えた

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/3/13

春まだ遠い国後島のクリル自然保護区内でシマフクロウが繁殖の季節を迎えた。シマフクロウは3月上旬に産卵し、ふ化を始める。つがいは巣の場所を慎重に選ぶ。冬でも凍らないずに魚が獲れるところが絶対条件で、老木の洞に巣をつくる。つがい同士は2.5kmの距離を保っている。繁殖率は低く、原則的に2年1回繁殖する。1つがいにヒナは1-2羽。孵化した後、雌は約1カ月間、巣を離れず子育ての励む。その間、雄は家族を養うため餌の確保に忙しい。ヒナは35日–50日で巣から出るようになる。シマフクロウの保護のために、3月から5月末までの期間が非常に重要だ。保護区では地元住民や観光客に対して、巣に近づかないよう呼び掛けている。シマフクロウは世界的に希少な種で、ロシアでも絶滅危惧種に指定されている。国後島には70~80羽が生息する。

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