❐北方四島の話題
Fish.news 2020/3/16
色丹島など「小クリル自然保護区」内でコンブの採取が禁止されていることについて、サハリン州政府から要請を受けたロシア連邦議会上院は、問題解決に向けて勧告を行った。「小クリル自然保護区」エリア内では、生産活動が禁止されているが、天然資源省はウニとホタテについては特別に許可している。2月にサハリン州のリマレンコ知事が色丹島を訪問した際、地元漁業者からコンブ採取を解禁するよう求められた。これを受けて知事はシェスタコフ漁業庁長官と会談した際にこの問題を提起したのに続き、今度は連邦議会上院でも訴えた。上院は天然資源省がサハリン州政府との間でコンブ生産エリアの境界を明確化するよう追加協議を行うよう斡旋し、2020年12月に開催予定の上院で協議結果を報告するよう求めた。
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