北方四島沿岸　ナマコ漁が好調、今年に入って1トン超を漁獲

❐北方四島の話題

　サハリン・インフォ2020/3/26

サハリン州の漁業者は今年に入ってから1.9トンのナマコを漁獲しているが、その半分以上の1トン超が南クリル海域(北方領土)で獲られたものだ。ナマコ漁は南クリル諸島沿岸でLLC「ラグーナ」のダイバーによって行われている。連邦漁業庁サハリンの許可を受けて、高価な水産物を15トン漁獲可能となっている。中国人は薬効があるナマコを「ハイ・シェン」と呼び、日本でも人気が高い。ナマコの肉はアンチエイジングに効果があるといわれる。サハリンの企業は昨年77トンのナマコを漁獲し、そのほとんどが海外に輸出されている。現在の新型コロナウイルスの流行で、ナマコ需要は拡大しているようだ。