択捉島・紗那　コロナ感染対策で映画ホール、図書館、プールなど相次ぎ閉鎖

❐北方四島の話題

　サハリン・インフォ2020/3/27

新型コロナウイルス対策の一環で、択捉島クリリスク(紗那)では文化、スポーツ施設が相次いで閉鎖されている。昨日からシネマ・ホールが閉鎖されたのに続き、明日土曜日から図書館も閉館する。日曜日にはプールやフィットネス・ジムも使用できなくなる。島内大手水産企業のギドロストロイが所有するプライベート・ジムも28日から全面閉鎖。ビリヤードのギドロストロイカップは延期となった。ロシアのミシュスチン首相は3月28日から4月5日まで飲食店の営業を停止するよう地方当局に指示したが、島内のカフェはまだ市当局から命令を受けていない。また、クリリスク市内の薬局の1つでマスクが売られていた。店員によると、価格は1枚28ルーブル。1人10枚までとされている。1日あたり600～650枚が販売されている。消毒液は在庫がない状態で、代用品としてサルチル酸が40㎖入り14ルーブルで販売されている。クリル行政府では通常通り業務が行われているが、訪れる人はわずかだ。