択捉島・瀬石温泉で夜間外出禁止令 島内全域でコロナ対策強化

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/4/1

軍が駐屯する択捉島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)で4月1日から外出禁止令が出された。移動禁止は午後9時から翌午前6時まで。コロナウイルス侵入の脅威を排除するためロシア大統領、州知事、守備隊長の命令に基づいて実施された。地区住民は日中でも可能な限り外出を控えるとともに、緊急に外出が必要な場合はマスクと手袋を着用する。クリリスク(紗那)へ出る場合は、軍のチェックポイントで、外来クリニックの証明書やマスクの装着を確認した上で通過を許可する。ゴリャチエ・クリュチだけでなく、島内全域でウイルス対策が強化された。警察は朝から晩まで1時間ごとにパトロールを行い、家を出ないよう呼びかける。行政は年金受給者のために、食料品の配達などを行うボランティアを組織した。公共交通機関のバスは1日2回消毒が行われる。ヤースヌイ空港はチケットを持っている搭乗者だけが空港内に入ることが出来る。見送りの人は入れない。クリル地区の消費者権利保護・福祉監督庁のミハイル・ニクーニン所長は、議会に対してもできるだけ自宅にとどまるよう推奨し、「免疫システムを強化するた十分睡眠をとることが重要。現時点で、島内でウイルス感染はない。海外から帰国した人々については自宅で隔離され、ウイルス検査の結果を待っているところだ」と話している。

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