❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/4/6
国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル行政府のエリザベータ・アンドレエヴァ副市長は、島の外から南クリルに到着した住民119人が自宅で隔離されていると語った。全員が新型コロナウイルスの簡易検査を受けており、今のところ感染者は確認されていない。自宅で隔離されている人のうち、2人が外出したがすぐに警察官に見つかり、自宅に連れ戻された。今後、隔離施設が必要になった場合、国後島はユジノクリリスク(古釜布)の友好の家など2カ所、色丹島はスポーツ施設シコタン・アリーナが使用される。島内では現在マスクは販売されていないが、今日ユジノサハリンスクから飛行機で12,000枚が運ばれてきた。国後島と色丹島の人口は11,800人でありる。今後もマスクはサハリンから届く予定だ。行政府の職員は自宅待機しており、多くの機関が閉鎖されている。学校は遠隔授業に切り替えられた。島へのウイルスの侵入を防ぐため、行政府は船主に対して予防策を講じるよう呼び掛けている。船で到着する乗組員は特別な事情がない限り上陸を禁じられ、すべての乗組員が検温を受けている。
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