❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/4/13
1日の平均気温が0度を超え、それが5日以上続くと最初の春が始まる。3月28日、国後島に「ファースト・スプリング」がやって来た。水たまりにカエルのタマゴが出現し、ムクドリとトビが出会い、ハクセキレイが国後島に移住してくる。キツネとウサギは春の衣替えを行い、いたるところにフクジュソウやフキノトウ、エゾエンゴサク、ミズバショウが開花する。3月下旬から4月上旬にかけて、クリル自然保護区のスタッフの観察により、国後島に本物の春が到来したことが確認された。タンチョウ、シロサギ、ヒバリの到着が確認された。森ではキツツキやミソサザイの鳴き声が響き、ルリビタキのさえずりが漏れてくる。自然保護区「小クリル」にある色丹島では、山の頂はまだ雪に覆われているが、湿地ではマリーゴールドが咲いている。
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